「人 間 力」 と は 【人間力」の五つの構成要素の相互関係】 「人間」は「精神」と「身体」から成り立っている、という冷厳な事実から、知の実践を具現化するには、 ・精神の力である「気力」と身体の力である「体力」が、 ・「気力」のより高度な発展形態である「知力」を、 ・「体力」のより高度な発展形態である「実践力」を、 それぞれ、下支えする形をとる。 同時に、最も基本的な、人間の相互理解を成立させる「コミュニケーション力」が、「気力」と「体力」を根底で繋いでいる。 「人 間 力」 の 考 え 方 「人間力」の考え方 本学では、「人間力」を、「知力」、「実践力」、「気力」、「体力」及び「コミュニケーション力」の5つの構成要素から成り立つ総合的かつ人格的能力として定義する。 「知力」の定義 知力とは、自然界に起こるさまざまな現象や社会生活を客観的に観察・分析し、地球上のすべての生物の命(いのち)とくらしを豊かにするための課題を見出し、解決することができる能力である。 この知力の開発・発展のためには、広い分野での基礎的学力を身につけるとともに、未解決の問題や課題を発見する能力を培い、それらを有機的に連携させ論理的に思考する力と豊かな発想力を涵養することが必要である。 観察力→課題設定力→作業仮説作成力→実証力→分析力・統合力という過程を積み重ねてこれに習熟することによって、専門的知識が高められ、創造性や独創性を生み出す能力が修養され、地球生命体の一員としての役割を自覚し責任感をもつことができる。 (図へ) 「実践力」の定義 実践力とは、命題を行動によって結果に結びつける能力である。 実践の過程は、命題理解→企画・計画→実現手段の準備・調達→行動→結果のとりまとめと報告である。 命題理解には知識と経験力が、企画と計画には創造性と論理的思考力が、実現手段の
コメント